第二十三話
スノフォは足の傷が治るとヒドウの元へ駆け寄り、ヒドウにニッと笑ってみせた。
「スノフォ、大丈夫?」
ヒドウは少し安心したものの、心配そうな顔をして聞いた。
スノフォはヒドウの顔を見て、元気そうな顔をして答えた。
「大丈夫、というかこっちの台詞だよ?」と言うと、ヒドウは真似をするようにニッと笑った。
振り返って、ソルミュウとソルミュウの祖母に向かって ヒドウは礼を言った。
「ソルミュウさんとソルミュウのお婆さんありがとうございました、それとお疲れ様でした」
スノフォも同じように礼を言った。
「いいえ、どういたしまして」
ソルミュウの祖母がにっこり笑ってこう言い、ソルミュウもにっこり笑って同じように言った。
四人は前にあった一本だけの道を進んで、次の部屋へ歩いていった。
ソルミュウの祖母が部屋の真ん中にあった木箱のフタを開けて時の鍵を手にとる。
「へぇ、これが時の鍵なんだ……!」
スノフォは好奇心が表れた眼を輝かせて言った。
ヒドウとは口を開けながら、鍵を眺めていた。
ソルミュウと、ソルミュウの祖母もしばらく見つめていた。
しばらくすると鍵が強く光り始め、十二時を示す針が浮かび始めた。
「――――――!」
ソルミュウの祖母とソルミュウは慌て始めた。
「はや……早く、この鍵をズースに……!」
ソルミュウが指示を出すソルミュウの祖母は鍵をヒドウに素早く渡し、こう呟いた。
「一日の境を表す十二時……」
ヒドウはその呟きに反応してしまい、「え?」と言って手を止めてしまった。
鍵を手に持っているヒドウ以外の三人は止まっていた。
時の鍵は十二時を指したままである。
ヒドウは焦りながらも少し安心していた。
自分がズースにこの鍵を組み込めば、時を開始させることが出来るだろう、と。
そう思い、一呼吸してから差し込んだ。
そしてスイッチを“時”に合わせて、オンにする。
あとは時を開始させるだけ――と、
そう思った瞬間、ヒドウの目にギラが写った。ヒドウが生まれたギラ。
ヒドウはすぐにギラだと分かったが、そこは今のギラではなかった。
昔のギラの姿。今のギラと変わりは少ない、ギラの姿。
町並みなどはあまり変わっていなかった。
「ここはギラ…?」
なんとなく呟いてみた。
人が大勢走ってくる音がした。
三人ぐらいの若そうな男女がヒドウの近くを走っていった。
その人達の一番前に居る、その中で一番偉そうな人が「どけ!」と言っていたりした。
すると「待てぇ!」と叫んでいる女の人が一人、必死に追いかけている。
「そいつらは私の娘を殺した最悪なヒュリィよ、誰かそいつらを捕まえて!」
息切れしながらも走りながらその女の人が叫ぶと、周りにいた二人の男の人が追いかけ始めた。
(ヒュリィって人のことじゃ……?)
ヒドウは女の人の叫びを聞いて、頭の中がこんがらがった。
(じゃあ、この人達は“人”じゃない?)
そう思っても、ピンとはこない。
あれこれ迷っていると、追いかけていた一人の男がこう叫んだ。
「魔法を使うひどいヒュリィを許すな!」
(じゃあ魔法使いイコールヒュリィ?でもケッポリさんは、ウチのこと「ヒュリィ」って言ってたけどウチは魔法使いでもないし……ヒュリィイコール、“魔法使いの人”?)
またあれこれ考えているうちに、女の人の小さい声が聞こえた。
『過去の嫌な記憶は、全ての人の脳から消え去って………』
まるで願っているような声だった。
今のヒドウには、その声の意味は分からなかった。
誰が言ったのか気になったヒドウは周りをきょろきょろしたが、人自体が見当たらなかった。
それでもきょろきょろしていると時間が止まったままの、さっきまでいたニュルギー村の地下へ戻ってきた。
「スノフォ、大丈夫?」
ヒドウは少し安心したものの、心配そうな顔をして聞いた。
スノフォはヒドウの顔を見て、元気そうな顔をして答えた。
「大丈夫、というかこっちの台詞だよ?」と言うと、ヒドウは真似をするようにニッと笑った。
振り返って、ソルミュウとソルミュウの祖母に向かって ヒドウは礼を言った。
「ソルミュウさんとソルミュウのお婆さんありがとうございました、それとお疲れ様でした」
スノフォも同じように礼を言った。
「いいえ、どういたしまして」
ソルミュウの祖母がにっこり笑ってこう言い、ソルミュウもにっこり笑って同じように言った。
四人は前にあった一本だけの道を進んで、次の部屋へ歩いていった。
ソルミュウの祖母が部屋の真ん中にあった木箱のフタを開けて時の鍵を手にとる。
「へぇ、これが時の鍵なんだ……!」
スノフォは好奇心が表れた眼を輝かせて言った。
ヒドウとは口を開けながら、鍵を眺めていた。
ソルミュウと、ソルミュウの祖母もしばらく見つめていた。
しばらくすると鍵が強く光り始め、十二時を示す針が浮かび始めた。
「――――――!」
ソルミュウの祖母とソルミュウは慌て始めた。
「はや……早く、この鍵をズースに……!」
ソルミュウが指示を出すソルミュウの祖母は鍵をヒドウに素早く渡し、こう呟いた。
「一日の境を表す十二時……」
ヒドウはその呟きに反応してしまい、「え?」と言って手を止めてしまった。
鍵を手に持っているヒドウ以外の三人は止まっていた。
時の鍵は十二時を指したままである。
ヒドウは焦りながらも少し安心していた。
自分がズースにこの鍵を組み込めば、時を開始させることが出来るだろう、と。
そう思い、一呼吸してから差し込んだ。
そしてスイッチを“時”に合わせて、オンにする。
あとは時を開始させるだけ――と、
そう思った瞬間、ヒドウの目にギラが写った。ヒドウが生まれたギラ。
ヒドウはすぐにギラだと分かったが、そこは今のギラではなかった。
昔のギラの姿。今のギラと変わりは少ない、ギラの姿。
町並みなどはあまり変わっていなかった。
「ここはギラ…?」
なんとなく呟いてみた。
人が大勢走ってくる音がした。
三人ぐらいの若そうな男女がヒドウの近くを走っていった。
その人達の一番前に居る、その中で一番偉そうな人が「どけ!」と言っていたりした。
すると「待てぇ!」と叫んでいる女の人が一人、必死に追いかけている。
「そいつらは私の娘を殺した最悪なヒュリィよ、誰かそいつらを捕まえて!」
息切れしながらも走りながらその女の人が叫ぶと、周りにいた二人の男の人が追いかけ始めた。
(ヒュリィって人のことじゃ……?)
ヒドウは女の人の叫びを聞いて、頭の中がこんがらがった。
(じゃあ、この人達は“人”じゃない?)
そう思っても、ピンとはこない。
あれこれ迷っていると、追いかけていた一人の男がこう叫んだ。
「魔法を使うひどいヒュリィを許すな!」
(じゃあ魔法使いイコールヒュリィ?でもケッポリさんは、ウチのこと「ヒュリィ」って言ってたけどウチは魔法使いでもないし……ヒュリィイコール、“魔法使いの人”?)
またあれこれ考えているうちに、女の人の小さい声が聞こえた。
『過去の嫌な記憶は、全ての人の脳から消え去って………』
まるで願っているような声だった。
今のヒドウには、その声の意味は分からなかった。
誰が言ったのか気になったヒドウは周りをきょろきょろしたが、人自体が見当たらなかった。
それでもきょろきょろしていると時間が止まったままの、さっきまでいたニュルギー村の地下へ戻ってきた。
Comment
こんにちは^^
謎がどんどん増えていきますね。
ヒュリィの意味気になります><;
続きも頑張ってください!
こちらからもリンクを貼らせていただきました^^
確認よろしくお願いします!
ヒュリィの意味気になります><;
続きも頑張ってください!
こちらからもリンクを貼らせていただきました^^
確認よろしくお願いします!
[ドダドゥドサン]
こんにちは、こっちこそいつもありがとうどざいます、
あ、はい物語は久しぶりです、なかなか思いつかないんでorz
足跡残してくれるだけでも嬉しいですよwww
ポチ&コメントありがとうございましたーw
こんにちは、こっちこそいつもありがとうどざいます、
あ、はい物語は久しぶりです、なかなか思いつかないんでorz
足跡残してくれるだけでも嬉しいですよwww
ポチ&コメントありがとうございましたーw
ドダドゥド
こんばんは m(_ _)m
いつも遊びに来てくれてありがとうございます。。
久しぶりの物語ですね。。
まだ追いついていないので、コメントはまた・・・。
ゴメンです。。
ではでは・・・
ランクアーップのポチ!!
いつも遊びに来てくれてありがとうございます。。
久しぶりの物語ですね。。
まだ追いついていないので、コメントはまた・・・。
ゴメンです。。
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応援の言葉ありがとうございますw
確認しました、
馬路でありがとうございます(´е`○)