第二十五話
ヒドウはソルミュウにおかえりと声をかけられて、ヒドウは
「ただいま……です」と言うと、ソルミュウは微笑んだ。
「あ、おかえり」
ガチャという音をたてて開いた扉の向こうで、人の姿のスノフォが木製の椅子に座っている。
「ただいま」
「話……は聞いたよ」
ヒドウはスノフォにそう言われると、何のことかはすぐに分かった。
言う言葉が無いのでお互いしばらく黙ったままだったが、スノフォが口を開いた。
「じゃあそろそろ出る? 迷惑かけるのもあれだし」
「うん」
最初にスノフォが椅子から立ち上がって、扉を開けた。
ヒドウはスノフォの後ろに居る。
二人が部屋から出ると、スノフォがソルミュウに声をかけた。
「おじゃましました」
「あ、もう行くの?」
「はい、そろそろ……」
「分かりました」
ソルミュウとスノフォが微笑む。
ソルミュウの微笑んだ顔がヒドウにも向けられて、向けられたヒドウは軽く頭を下げた。
「おばあちゃん、ヒドウさんとスノフォさんがもう行くって」
ソルミュウが自分の祖母に向かって言う。
ソルミュウの祖母は腰に手を当てたままゆっくりと出てきた。
「もう行くの?」
「あ……はい」
ソルミュウの祖母の質問にスノフォがこう答えると、ソルミュウの祖母はそうですかとだけ言った。
ソルミュウとソルミュウの祖母の二人がヒドウとスノフォを玄関まで送っていき、見送られた二人は「おじゃましました」と言って頭を下げて、家を出た。
冷たい風が吹き続けている。
「あっ」
外に出た二人が少し歩いていると、ヒドウがさっき会った少年に声をかけられた。
ヒドウも「あ」と言った。
少年は「じゃ」とだけ言って走っていくと、ヒドウはスノフォに知り合いかと問われてさっき会っただけ、と答えた。
スノフォが地図を広げて今居るニュルギー村の位置を確認する。
村の先を見てみると林が描かれていて、その向こうには町が描かれていた。
「じゃあさ、この町に行ってみない?」
スノフォはいきいきしながらヒドウに問いかける。
うん、とうなずきながら答えたヒドウの頭には“武器”という文字がへばりついていて、頭の中が整理出来ないままだった。
剣とかを買うお金は無いし、ましてや造ることだって不可能。
それでも武器が無いとスノフォに頼りっぱなしで自分はただの足手まといだ。
今必要なのは金だ、と。
そんなことを考えているうちに、口が開いていた。
「倒したモンスターとか売れるのかな?」
「……へ?」
「だってさ、モンスターの皮とか売れそうと思うんだけど」
ヒドウはゲームで、倒したモンスターの皮とかを拾って、それを売っていたのを思い出した。
「うーん……じゃあ聞いてみる? ヒドウ」
「うん」
二人が武器屋に行ってこのことを店員に問うと『買い取る』という答えが返ってきた。
皮は他の店に持っていけば服などになり、骨は武器の元になると言う。
肉も食用にしたりと、色々な使い道があると教えてくれた。
二人は武器屋をあとにして、林へと向かった。
「ただいま……です」と言うと、ソルミュウは微笑んだ。
「あ、おかえり」
ガチャという音をたてて開いた扉の向こうで、人の姿のスノフォが木製の椅子に座っている。
「ただいま」
「話……は聞いたよ」
ヒドウはスノフォにそう言われると、何のことかはすぐに分かった。
言う言葉が無いのでお互いしばらく黙ったままだったが、スノフォが口を開いた。
「じゃあそろそろ出る? 迷惑かけるのもあれだし」
「うん」
最初にスノフォが椅子から立ち上がって、扉を開けた。
ヒドウはスノフォの後ろに居る。
二人が部屋から出ると、スノフォがソルミュウに声をかけた。
「おじゃましました」
「あ、もう行くの?」
「はい、そろそろ……」
「分かりました」
ソルミュウとスノフォが微笑む。
ソルミュウの微笑んだ顔がヒドウにも向けられて、向けられたヒドウは軽く頭を下げた。
「おばあちゃん、ヒドウさんとスノフォさんがもう行くって」
ソルミュウが自分の祖母に向かって言う。
ソルミュウの祖母は腰に手を当てたままゆっくりと出てきた。
「もう行くの?」
「あ……はい」
ソルミュウの祖母の質問にスノフォがこう答えると、ソルミュウの祖母はそうですかとだけ言った。
ソルミュウとソルミュウの祖母の二人がヒドウとスノフォを玄関まで送っていき、見送られた二人は「おじゃましました」と言って頭を下げて、家を出た。
冷たい風が吹き続けている。
「あっ」
外に出た二人が少し歩いていると、ヒドウがさっき会った少年に声をかけられた。
ヒドウも「あ」と言った。
少年は「じゃ」とだけ言って走っていくと、ヒドウはスノフォに知り合いかと問われてさっき会っただけ、と答えた。
スノフォが地図を広げて今居るニュルギー村の位置を確認する。
村の先を見てみると林が描かれていて、その向こうには町が描かれていた。
「じゃあさ、この町に行ってみない?」
スノフォはいきいきしながらヒドウに問いかける。
うん、とうなずきながら答えたヒドウの頭には“武器”という文字がへばりついていて、頭の中が整理出来ないままだった。
剣とかを買うお金は無いし、ましてや造ることだって不可能。
それでも武器が無いとスノフォに頼りっぱなしで自分はただの足手まといだ。
今必要なのは金だ、と。
そんなことを考えているうちに、口が開いていた。
「倒したモンスターとか売れるのかな?」
「……へ?」
「だってさ、モンスターの皮とか売れそうと思うんだけど」
ヒドウはゲームで、倒したモンスターの皮とかを拾って、それを売っていたのを思い出した。
「うーん……じゃあ聞いてみる? ヒドウ」
「うん」
二人が武器屋に行ってこのことを店員に問うと『買い取る』という答えが返ってきた。
皮は他の店に持っていけば服などになり、骨は武器の元になると言う。
肉も食用にしたりと、色々な使い道があると教えてくれた。
二人は武器屋をあとにして、林へと向かった。
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