第三十話
スノフォとイニは幸せそうな顔で朝食を食べている、「美味しい」と言いながら。
ヒドウは二人と同じようにして食べながら、辺りを見渡している。
何か面白いものはないか捜していた。この世界で、何か得られる情報があるか。
ふと、一瞬光った物があった。窓から差し込む日光が鉄に当たって光った。
ヒドウはそれを見ると、イニよりも小さい少女が見えた。腰に、小さな銀色のナイフが見えたヒドウは怯えた。
ヒドウはきっと護身用だとかであって、食べ物を切る用ではないだろうかと考えた。
この世界に来てああいう小さいものにでも怯えたかと思うと、少し脱力した。
ヒドウの食べるスピードが落ちて、スノフォが声をかける。
「どうかした?」
「いや、別に何も」
ヒドウは微笑を向けてみた。それと同時に、あの半ズボンの少女に憧れに似た想いを持つ。
無邪気な声や、あの子の母親らしき声が聞こえる。
「ねーお母さん、」「ほら、ナイフはちゃんとこれに入れておかないと危ないでしょ」
ナイフを持ったあんな子でも幸福に生きているように思えた。
「観光名所が一つ、あるそうなんですけど行ってみませんか?」
「あ、行きたい!」
イニの提案にスノフォが目を輝かせる。
「ヒドウさんはどうですか?」
「あ……じゃあウチも」
ヒドウはどちらかといえば宿でゆっくりしていたかった。が、断るのは一応やめておいた。
観光名所と呼ばれる建物は、枯れ木に隠れて建っているように見えた。
ビル等の建物が多かった場所から数分と歩くと着いた。
灰色のような枯れ木が多い。三人の目に見えている観光名所の建物も、灰に近い色をしている。
「夏……とかだともっと見つけにくかっただろうね」スノフォが口を開いた。
「そうですね、葉で覆い隠せそうですし」
「これは?」
「えっと、昔に建てられた建物だそうで、何の為に造られたかは等は分かってないそうです。
このような場所に造られたことから、隠れ家として造られたっていう説が有力で、」
イニがヒドウの質問に答えている途中、「あっ」という声を出した。
目の前に一人、少年が居る。銃と、それを吊ってあるホルスターが腰にある。
「お久しぶりです」イニが微笑を見せる。
「久しぶりだね」
ヒドウとスノフォがニュルギー村で会った、
今は目の前に居る少年もイニに対して微笑を見せた。
「えっと……イニ、だったよね?」
「そうです。リヴィさんですよね?」
「うん、そうだよ」
スノフォがイニに、知り合い? と聞いた。イニがそうです、と答えて続けてこう言った。
「昔、助けてもらったことがあったんです」
「へー」
イニは興奮気味に、ここで会うとは思わなかったですと言っている。
リヴィがヒドウに声をかけた。
ヒドウは二人と同じようにして食べながら、辺りを見渡している。
何か面白いものはないか捜していた。この世界で、何か得られる情報があるか。
ふと、一瞬光った物があった。窓から差し込む日光が鉄に当たって光った。
ヒドウはそれを見ると、イニよりも小さい少女が見えた。腰に、小さな銀色のナイフが見えたヒドウは怯えた。
ヒドウはきっと護身用だとかであって、食べ物を切る用ではないだろうかと考えた。
この世界に来てああいう小さいものにでも怯えたかと思うと、少し脱力した。
ヒドウの食べるスピードが落ちて、スノフォが声をかける。
「どうかした?」
「いや、別に何も」
ヒドウは微笑を向けてみた。それと同時に、あの半ズボンの少女に憧れに似た想いを持つ。
無邪気な声や、あの子の母親らしき声が聞こえる。
「ねーお母さん、」「ほら、ナイフはちゃんとこれに入れておかないと危ないでしょ」
ナイフを持ったあんな子でも幸福に生きているように思えた。
「観光名所が一つ、あるそうなんですけど行ってみませんか?」
「あ、行きたい!」
イニの提案にスノフォが目を輝かせる。
「ヒドウさんはどうですか?」
「あ……じゃあウチも」
ヒドウはどちらかといえば宿でゆっくりしていたかった。が、断るのは一応やめておいた。
観光名所と呼ばれる建物は、枯れ木に隠れて建っているように見えた。
ビル等の建物が多かった場所から数分と歩くと着いた。
灰色のような枯れ木が多い。三人の目に見えている観光名所の建物も、灰に近い色をしている。
「夏……とかだともっと見つけにくかっただろうね」スノフォが口を開いた。
「そうですね、葉で覆い隠せそうですし」
「これは?」
「えっと、昔に建てられた建物だそうで、何の為に造られたかは等は分かってないそうです。
このような場所に造られたことから、隠れ家として造られたっていう説が有力で、」
イニがヒドウの質問に答えている途中、「あっ」という声を出した。
目の前に一人、少年が居る。銃と、それを吊ってあるホルスターが腰にある。
「お久しぶりです」イニが微笑を見せる。
「久しぶりだね」
ヒドウとスノフォがニュルギー村で会った、
今は目の前に居る少年もイニに対して微笑を見せた。
「えっと……イニ、だったよね?」
「そうです。リヴィさんですよね?」
「うん、そうだよ」
スノフォがイニに、知り合い? と聞いた。イニがそうです、と答えて続けてこう言った。
「昔、助けてもらったことがあったんです」
「へー」
イニは興奮気味に、ここで会うとは思わなかったですと言っている。
リヴィがヒドウに声をかけた。
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