第三十一話
「どこかで会ったっけ、何日か前に」
「ニュルギー村……?」
ヒドウがリヴィの問いに答えると、ヒドウとリヴィ、スノフォは改めて思い出した。リヴィはああ、と言う。
スノフォは、リヴィのことは見かけたというぐらいだったが記憶の片隅には残っていた。
ヒドウとリヴィは「久しぶり」という言葉を交わして、簡単な自己紹介をする。
自己紹介が終わった後はイニとリヴィが仲が良い、という理由で四人で行動することになった。
観光名所、という割には人が少ないのか寂しい雰囲気を生んでいる。そのせいか、余計に人を寄せつけそうになかった。
観光名所と呼ばれている建物は例えるならアリ等の穴、住み処のようで小さな部屋が沢山ある。
沢山の人が隠れ家として使っていたのでしょう、とイニが説明していた。
出入り口の一番広い、ロビーみたいな所に四人が入った。
「暖かいんだ」そう言ったスノフォは試しに息を吐いてみる。白くなかった。
「この建物の素材……か他に何かあるんでしょうね。快適に過ごす為に特別な何かを使っているんじゃないでしょうか。冬は暖かく、夏は涼しく」
「そこまでする必要があったんだ?」
「多分、長いこと隠れていたんだろう。短い期間なら少しは我慢、出来るだろうし」
リヴィがこう言うと、ヒドウはああ、と納得して続けた。
「戦争とかが長引いたのかな?」
「多分な」
この二人の会話を聞いていたスノフォが気づいたように質問した。
「もしかして守獣って居る……?」
ヒドウも守獣の存在を思い出して、「あ」と言う。
「マモリケモノ、ですか?」
「居るかもな、立ち入り禁止の場所もあるし」
そう答えたリヴィは、なんとなく上を見上げた。
天井には明かりが点いている。
「なぁ、」とリヴィは三人に天井を見上げるように促した。
三人は言われたまま、天井を見上げる。
リヴィがその三人に質問する。
「ここって電柱とかあったっけ?」
そういや無いね、等の言葉が出てきた。
「不思議ですね、電柱だとかの電気が通ってそうな所も無いですし。何故でしょうかね?」
答えが見つからなかったその問いはとりあえず放っておくことにした。
「立ち入り禁止の場所、入ってみませんか?」
好奇心が混じった声でイニが提案した。
「……イニ、またそれで危ない目に遭うんじゃないか?」
リヴィが突っ込む。
ヒドウはあまり気が乗らなかったが、鍵について何か手掛かりとかがありそうな気がした。
スノフォもヒドウと同じようなことを考えていて、イニと同意の声を出した。
「私も行ってみたい、何か面白そうなことあるかもしれないし!」
三人には、スノフォの目が輝いているように見える。
「ウチも行ってみたい」と、ヒドウも乗ってみた。
一対三の意見で、行くことが決定した。
地図にを見て、立ち入り禁止と表示されている所を確認して歩いていく。
観光名所で案内人の人も、ちらほらと配置されていた。が、立ち入り禁止の場所に近づく人はいないと思っていたのか、その場所の近くに案内人はいなかった。
「良かったな、監視役の人がいなくて」
「そうですね」
そう言ったイニの目が輝きを増している。
立ち入り禁止の場所は、出入り口から一番離れた部屋だった。
一番奥にある部屋は流石に鍵がかかっていたが、扉が古い造りに見える。
力を加えれば簡単に開く、と全員が推測出来た。
イニが、持っていた杖で扉を壊した。
「ニュルギー村……?」
ヒドウがリヴィの問いに答えると、ヒドウとリヴィ、スノフォは改めて思い出した。リヴィはああ、と言う。
スノフォは、リヴィのことは見かけたというぐらいだったが記憶の片隅には残っていた。
ヒドウとリヴィは「久しぶり」という言葉を交わして、簡単な自己紹介をする。
自己紹介が終わった後はイニとリヴィが仲が良い、という理由で四人で行動することになった。
観光名所、という割には人が少ないのか寂しい雰囲気を生んでいる。そのせいか、余計に人を寄せつけそうになかった。
観光名所と呼ばれている建物は例えるならアリ等の穴、住み処のようで小さな部屋が沢山ある。
沢山の人が隠れ家として使っていたのでしょう、とイニが説明していた。
出入り口の一番広い、ロビーみたいな所に四人が入った。
「暖かいんだ」そう言ったスノフォは試しに息を吐いてみる。白くなかった。
「この建物の素材……か他に何かあるんでしょうね。快適に過ごす為に特別な何かを使っているんじゃないでしょうか。冬は暖かく、夏は涼しく」
「そこまでする必要があったんだ?」
「多分、長いこと隠れていたんだろう。短い期間なら少しは我慢、出来るだろうし」
リヴィがこう言うと、ヒドウはああ、と納得して続けた。
「戦争とかが長引いたのかな?」
「多分な」
この二人の会話を聞いていたスノフォが気づいたように質問した。
「もしかして守獣って居る……?」
ヒドウも守獣の存在を思い出して、「あ」と言う。
「マモリケモノ、ですか?」
「居るかもな、立ち入り禁止の場所もあるし」
そう答えたリヴィは、なんとなく上を見上げた。
天井には明かりが点いている。
「なぁ、」とリヴィは三人に天井を見上げるように促した。
三人は言われたまま、天井を見上げる。
リヴィがその三人に質問する。
「ここって電柱とかあったっけ?」
そういや無いね、等の言葉が出てきた。
「不思議ですね、電柱だとかの電気が通ってそうな所も無いですし。何故でしょうかね?」
答えが見つからなかったその問いはとりあえず放っておくことにした。
「立ち入り禁止の場所、入ってみませんか?」
好奇心が混じった声でイニが提案した。
「……イニ、またそれで危ない目に遭うんじゃないか?」
リヴィが突っ込む。
ヒドウはあまり気が乗らなかったが、鍵について何か手掛かりとかがありそうな気がした。
スノフォもヒドウと同じようなことを考えていて、イニと同意の声を出した。
「私も行ってみたい、何か面白そうなことあるかもしれないし!」
三人には、スノフォの目が輝いているように見える。
「ウチも行ってみたい」と、ヒドウも乗ってみた。
一対三の意見で、行くことが決定した。
地図にを見て、立ち入り禁止と表示されている所を確認して歩いていく。
観光名所で案内人の人も、ちらほらと配置されていた。が、立ち入り禁止の場所に近づく人はいないと思っていたのか、その場所の近くに案内人はいなかった。
「良かったな、監視役の人がいなくて」
「そうですね」
そう言ったイニの目が輝きを増している。
立ち入り禁止の場所は、出入り口から一番離れた部屋だった。
一番奥にある部屋は流石に鍵がかかっていたが、扉が古い造りに見える。
力を加えれば簡単に開く、と全員が推測出来た。
イニが、持っていた杖で扉を壊した。
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