第十二話
「鍵集めをするという決心がつく人はあなたぐらいしかいないでしょう」
老人は柔らかな表情をしながらヒドウに言った。
「……何故ですか?」
ヒドウの顔は落ち着きながらも緊張はしている。
「この世で鍵を集めるという決心をするのは、ナユ様を裏切ることに繋がってしまう」
「裏切る?」
スノフォが聞くと、老人の顔が少しに険しくなっている。
「鍵が神聖な場所に保管され、トラップ等によって守られているのは『盗むな』という意味だと信じられている。だから何があったか知らない限り鍵を集めに行くということは盗むことだ、と捉えられるから、裏切るという事に繋がる」
「そうなんですか……」
ヒドウがそう言うと「でも、」と続けた。
「でも、『こんな事が起こってます』ってなんらかの方法でこの世に広めることとかしたらいいんじゃないですか?」
「そんな事をすればディグバが警戒してしまうんじゃ……?」スノフォが突っ込みを入れる。
「じゃあ、もしウチらが鍵集めしてるところを誰かに知られたら危なくないですか?」
「その時は納得してもらえるように話したらいい。でも、今から渡す物を見てもらえば大丈夫かと」
「何ですか?」
「ちょっと取りに行ってくる」
そう言った老人は地下への階段を下りていく。
木で作られていそうな持ち手と、水晶のような部分が白い一本のロッドを持ってきた。
ヒドウは無言でそれを受け取る。
「ナユ様が作られたロッドです。
扉を開ける為の鍵をそれに組み込むと、その鍵に眠っている力が使える」
そう言った老人はヒドウが持っていた岩の鍵を受け取るとロッドに差し込んだ。
「これで岩の力が使えるようになる」
「どうもです。えっと、使い方は……」
「鍵を差し込む所にボタンがある。そこを押せば自分の頭に描く力を使う事が出来る」
「頭に描く力?」
「例えばこのロッドを使って岩を動かそうとする。ならばそこらにある岩をロッドを使って動かすことを、頭に描きながらボタンを押すと岩を自在に動かせる」
「じゃあ頭の中で想像すれば使えると?」
「そうです。砂の鍵もあるから、これも組み込んでおいて下さい」
そう言った老人は、右のポケットに入れていた砂の鍵を右手で取り出して
ヒドウに手渡した。受け取ったヒドウはすぐに組み込んでみる。
「これはどうやって使えば……?」
「想像次第。さっきと同じです。
例えば地面が砂なら砂嵐とか。その他にロッド自身から砂が出せるかもしれませんね」
それを見ていたスノフォは、老人が砂の鍵を持っていたことが気になって質問する。
「何故、あなたが砂の鍵を?」
「私はこの鍵を守ってきた者だ」
「あ……そうだったんですか」
ヒドウは冷静を保っているためか、驚いたような顔は見せなかった。
「旅の出発は明日の朝にする?」
「出来ればそうしたいですけど……」
ヒドウはどうしたらいいのか分からずに困惑している。スノフォも同じく困惑している。
「ここに泊まっていっていいですよ」老人は微笑を二人に向けた。
「いいんですか?」
二人はこの建物に泊まることになった。
「私の名はケッポリ。あなたの名前は?」
「えっと、ヒドウです。ヒドウ・ラリックです」
「ヒドウ、か。これから宜しく」
「こちらこそ宜しくお願いします」
簡単な自己紹介が終わった後、ケッポリは二人を地下へ誘導した。
スノフォは元の姿の馬に戻っていた。
老人は柔らかな表情をしながらヒドウに言った。
「……何故ですか?」
ヒドウの顔は落ち着きながらも緊張はしている。
「この世で鍵を集めるという決心をするのは、ナユ様を裏切ることに繋がってしまう」
「裏切る?」
スノフォが聞くと、老人の顔が少しに険しくなっている。
「鍵が神聖な場所に保管され、トラップ等によって守られているのは『盗むな』という意味だと信じられている。だから何があったか知らない限り鍵を集めに行くということは盗むことだ、と捉えられるから、裏切るという事に繋がる」
「そうなんですか……」
ヒドウがそう言うと「でも、」と続けた。
「でも、『こんな事が起こってます』ってなんらかの方法でこの世に広めることとかしたらいいんじゃないですか?」
「そんな事をすればディグバが警戒してしまうんじゃ……?」スノフォが突っ込みを入れる。
「じゃあ、もしウチらが鍵集めしてるところを誰かに知られたら危なくないですか?」
「その時は納得してもらえるように話したらいい。でも、今から渡す物を見てもらえば大丈夫かと」
「何ですか?」
「ちょっと取りに行ってくる」
そう言った老人は地下への階段を下りていく。
木で作られていそうな持ち手と、水晶のような部分が白い一本のロッドを持ってきた。
ヒドウは無言でそれを受け取る。
「ナユ様が作られたロッドです。
扉を開ける為の鍵をそれに組み込むと、その鍵に眠っている力が使える」
そう言った老人はヒドウが持っていた岩の鍵を受け取るとロッドに差し込んだ。
「これで岩の力が使えるようになる」
「どうもです。えっと、使い方は……」
「鍵を差し込む所にボタンがある。そこを押せば自分の頭に描く力を使う事が出来る」
「頭に描く力?」
「例えばこのロッドを使って岩を動かそうとする。ならばそこらにある岩をロッドを使って動かすことを、頭に描きながらボタンを押すと岩を自在に動かせる」
「じゃあ頭の中で想像すれば使えると?」
「そうです。砂の鍵もあるから、これも組み込んでおいて下さい」
そう言った老人は、右のポケットに入れていた砂の鍵を右手で取り出して
ヒドウに手渡した。受け取ったヒドウはすぐに組み込んでみる。
「これはどうやって使えば……?」
「想像次第。さっきと同じです。
例えば地面が砂なら砂嵐とか。その他にロッド自身から砂が出せるかもしれませんね」
それを見ていたスノフォは、老人が砂の鍵を持っていたことが気になって質問する。
「何故、あなたが砂の鍵を?」
「私はこの鍵を守ってきた者だ」
「あ……そうだったんですか」
ヒドウは冷静を保っているためか、驚いたような顔は見せなかった。
「旅の出発は明日の朝にする?」
「出来ればそうしたいですけど……」
ヒドウはどうしたらいいのか分からずに困惑している。スノフォも同じく困惑している。
「ここに泊まっていっていいですよ」老人は微笑を二人に向けた。
「いいんですか?」
二人はこの建物に泊まることになった。
「私の名はケッポリ。あなたの名前は?」
「えっと、ヒドウです。ヒドウ・ラリックです」
「ヒドウ、か。これから宜しく」
「こちらこそ宜しくお願いします」
簡単な自己紹介が終わった後、ケッポリは二人を地下へ誘導した。
スノフォは元の姿の馬に戻っていた。
Comment
凄いですねぇ〜ww
頭に描いたら、出来るって・・・凄いwW
頭に描いたら、出来るって・・・凄いwW
コメントの投稿
Track Back
TB URL



こう書いてみたw