第十八話
「力を溜めている?」
スノフォは争人の様子に気付いた。
争い人は金棒のゼフーノを地面に突き刺す。突き刺さった部分からは炎が溢れてきた。
「炎の虎よ、姿を現せ!」
炎は燃え上がる音をさせると、炎が虎の姿に変わった。
「さあ、我の邪魔をする三人を焼き尽くせ!!」
争人は炎の虎に命令すると、虎はその命令に答えるように炎を発し始めた。
「このままじゃ村が焼かれる……」
ソルミュウが焦りかけながら呟くと、ヒドウとスノフォに言った。
「ねえ、一人があの虎を消してもう一人が争い人の動きを止めてくれない?」
スノフォはすぐにヒドウを見て言った。
「分かりました、じゃあ私が虎を消す。から、ヒドウは争い人の相手を」
「ウチがあいつの相手……?」
「大丈夫だよ」
「………分かった」
ヒドウはズースを強く握りながら、頭に浮かべた。石の弓矢を放って、相手を石化させる。
「準備はいい?」
想像していたヒドウの頭にスノフォの声が入る。
ヒドウは頷くと、
「じゃあいくよ」
スノフォがそう言うと、二人はそれぞれ動き出した。
ヒドウはズースを岩の力が使えるようにセットした。ズースは弓と矢に変わる。
争人は炎の虎の動きに注意をとられていたのか、ヒドウが放った矢に気づかなかった。
「あが?!」
足に刺さった小さな矢は、争い人の両足を石化させた。
争い人の体から見ると、矢は小さくて石化させる範囲は狭かった。
「クソッ、炎の虎よ、矢を放ったあいつを焼いてしまえ!」
争人の叫んだ声にヒドウは一瞬慌てたが、よく見ると炎の虎はスノフォに押されていた。
そして、スノフォとの戦いに必死なのか争い人の声は聞こえていなかった。
「おい!!」
争人が呼びかけても虎は気付かない。
「チィ!」
その頃スノフォは虎に最後の攻撃を決めていた。
水の鞭を何本か一気に炎の虎にぶつけると、蒸発したように虎は消えていった。
ソルミュウは、足が石化した争人と炎の虎が消えた事を確認すると、
ヒドウとスノフォに「離れてて」と言い、叫んだ。
「聖なる太陽の光よ、敵を貫け……!」
太陽は眩しさを増す。日光の太い柱が、争い人を貫いた。
「ぐおお…………!!!」
争い人は気を失って倒れた。
「凄い……」
スノフォがそう言った。ヒドウは口を開いたままだった。
スノフォは争人の様子に気付いた。
争い人は金棒のゼフーノを地面に突き刺す。突き刺さった部分からは炎が溢れてきた。
「炎の虎よ、姿を現せ!」
炎は燃え上がる音をさせると、炎が虎の姿に変わった。
「さあ、我の邪魔をする三人を焼き尽くせ!!」
争人は炎の虎に命令すると、虎はその命令に答えるように炎を発し始めた。
「このままじゃ村が焼かれる……」
ソルミュウが焦りかけながら呟くと、ヒドウとスノフォに言った。
「ねえ、一人があの虎を消してもう一人が争い人の動きを止めてくれない?」
スノフォはすぐにヒドウを見て言った。
「分かりました、じゃあ私が虎を消す。から、ヒドウは争い人の相手を」
「ウチがあいつの相手……?」
「大丈夫だよ」
「………分かった」
ヒドウはズースを強く握りながら、頭に浮かべた。石の弓矢を放って、相手を石化させる。
「準備はいい?」
想像していたヒドウの頭にスノフォの声が入る。
ヒドウは頷くと、
「じゃあいくよ」
スノフォがそう言うと、二人はそれぞれ動き出した。
ヒドウはズースを岩の力が使えるようにセットした。ズースは弓と矢に変わる。
争人は炎の虎の動きに注意をとられていたのか、ヒドウが放った矢に気づかなかった。
「あが?!」
足に刺さった小さな矢は、争い人の両足を石化させた。
争い人の体から見ると、矢は小さくて石化させる範囲は狭かった。
「クソッ、炎の虎よ、矢を放ったあいつを焼いてしまえ!」
争人の叫んだ声にヒドウは一瞬慌てたが、よく見ると炎の虎はスノフォに押されていた。
そして、スノフォとの戦いに必死なのか争い人の声は聞こえていなかった。
「おい!!」
争人が呼びかけても虎は気付かない。
「チィ!」
その頃スノフォは虎に最後の攻撃を決めていた。
水の鞭を何本か一気に炎の虎にぶつけると、蒸発したように虎は消えていった。
ソルミュウは、足が石化した争人と炎の虎が消えた事を確認すると、
ヒドウとスノフォに「離れてて」と言い、叫んだ。
「聖なる太陽の光よ、敵を貫け……!」
太陽は眩しさを増す。日光の太い柱が、争い人を貫いた。
「ぐおお…………!!!」
争い人は気を失って倒れた。
「凄い……」
スノフォがそう言った。ヒドウは口を開いたままだった。
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