第十九話
時間は、少しさかのぼる。
炎の虎は、心に直接語りかける――――――スノフォはそう思った。
その答えは合っていた。実際に炎の虎は、口を開いていない。
「俺ヲ召喚シタ人ノ邪魔ヲスルナラ死ヲ与エルノミ」
「……あっそ」
スノフォは呟いた後、自信ありげな顔をした。
虎は自分の炎からサーカスとかで出てきそうな、火の輪を何個も出し始める。
上下左右、と出してくる場所はランダムで、スピードもそこそこある。
スノフォは次々に出てくる輪の隙間で避けていたがそれが続くと当たりはじめた。
「くっ……」
スノフォはとりあえず反撃しようと思って、適当に水を出せるだけ出した。
水で炎の虎は消えなかったが、火の輪は小さくなり、スピードも落ちてきた。
「負けている訳にもいかないからな……」
そう呟くと、水の網を目の前に出した。
それが虎に絡まり、虎の自由を奪うとスノフォは水の鞭を何本か一気に虎にぶつける。
蒸発する音が聞こえた。
その後、スノフォは考えてみた。
あの炎の虎は争い人、の意思で動いていたのだろうかと。もし争い人の意思で動いていたならば、呼びかけには気づいていたはずだったんではないだろうかと。
それでも気づいていなかった。
村は少し焼けていた。けれども家は燃えていなくて、怪我人もいなかったようだった。
スノフォは良かった、と一息ついた。
炎の虎は、心に直接語りかける――――――スノフォはそう思った。
その答えは合っていた。実際に炎の虎は、口を開いていない。
「俺ヲ召喚シタ人ノ邪魔ヲスルナラ死ヲ与エルノミ」
「……あっそ」
スノフォは呟いた後、自信ありげな顔をした。
虎は自分の炎からサーカスとかで出てきそうな、火の輪を何個も出し始める。
上下左右、と出してくる場所はランダムで、スピードもそこそこある。
スノフォは次々に出てくる輪の隙間で避けていたがそれが続くと当たりはじめた。
「くっ……」
スノフォはとりあえず反撃しようと思って、適当に水を出せるだけ出した。
水で炎の虎は消えなかったが、火の輪は小さくなり、スピードも落ちてきた。
「負けている訳にもいかないからな……」
そう呟くと、水の網を目の前に出した。
それが虎に絡まり、虎の自由を奪うとスノフォは水の鞭を何本か一気に虎にぶつける。
蒸発する音が聞こえた。
その後、スノフォは考えてみた。
あの炎の虎は争い人、の意思で動いていたのだろうかと。もし争い人の意思で動いていたならば、呼びかけには気づいていたはずだったんではないだろうかと。
それでも気づいていなかった。
村は少し焼けていた。けれども家は燃えていなくて、怪我人もいなかったようだった。
スノフォは良かった、と一息ついた。
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