第二十話
争人が気を失って倒れてから、ソルミュウは何かの呪文を唱え始める。
争人がその場から一瞬にして消えた。
その呪文は、ヒドウとスノフォにはよく聞き取れなかった。
「!?」
二人が同時に驚いた顔をすると、ソルミュウは答えた。
「テレポーション。白魔導師とか使える魔法」と答え、微笑しながら次の言葉を言った。
「私の家に来てくれる? 私のお祖母ちゃんを紹介したいから」
「あ、それじゃあお願いします」
言ったのはスノフォだった。スノフォは緊張気味のヒドウより真面目な顔をして、ソルミュウの祖母に期待していた。
時の鍵について教えてもらおうとしていた。
おじゃましますという声と、ただいまという声がソルミュウの家に広がる。
ソルミュウの祖母らしき人が現れた。
髪はほとんどが灰色で、白髪が少し混じっている。目は黒い。
「ソルミュウの友達?」と優しそうな声をかけられたヒドウとスノフォは、口を開きかけた。
ソルミュウが微笑して「知り合いだよ」と答え、それを聞いたソルミュウの祖母はヒドウとスノフォに「いらっしゃい」と声をかけた。
ソルミュウとソルミュウの祖母が微笑した顔は似ていた。
「いいな、お婆ちゃん………」
ヒドウが呟いた。スノフォが「え?」と聞きかけた時、ソルミュウがお婆ちゃんに争い人の事を話していた。
ソルミュウが全て話し終えると、ソルミュウの祖母はヒドウを見て聞く。
「えっと……まず、貴方が持っているそのロッドはズー……ス?」
「はい」
ヒドウは人見知りでしながらも、冷静を装った。
「あなたは何故、それを持っているのかしら?」
「えっと……」
ヒドウがどういう風に説明したら良いのか分からず、
真っ白な頭の中で言葉を探しているとフォローするようにスノフォが説明し始めた。
「話し始めたら少し長くなると思うんですけど……今、ディグバが復活しようとしているんです」
それを聞いたソルミュウとソルミュウの祖母は驚いた顔を見せる。ソルミュウとソルミュウの半信半疑の声が重なった。
「……え?」
ソルミュウの祖母が聞く。
「誰がそんな事を言っていたの?」
スノフォがケッポリさんです、と答えた。
「ケッポリ、か。あの人が言ってたのね」
「知り合いなんですか?」
「そう。私とケッポリは、聖魔道士だからね」
「セイマドウシ?」
「……知らないの?」
ソルミュウとソルミュウの祖母はとても不思議そうな顔した。
ソルミュウが付け足すように言う。
「白魔道師よりワンランク上のが聖魔道師で、生まれつきの人しかなれないのね」
ソルミュウはそういや、と続けた。
「時の鍵が必要なの?」
「何故分かったんですか……?」
ヒドウがそう聞くと、ソルミュウがまた微笑した顔で返す。聖魔道士は、ほとんどのヒュリィの心を知ることが出来るからね。ま、いつも心を察知してるわけじゃないけど」
「そうなんですか」
「ヒュリィ、の心……か」
「ん、スノフォ、何か言った?」
「いや、別に。何でもない」
「あ、そう」
争人がその場から一瞬にして消えた。
その呪文は、ヒドウとスノフォにはよく聞き取れなかった。
「!?」
二人が同時に驚いた顔をすると、ソルミュウは答えた。
「テレポーション。白魔導師とか使える魔法」と答え、微笑しながら次の言葉を言った。
「私の家に来てくれる? 私のお祖母ちゃんを紹介したいから」
「あ、それじゃあお願いします」
言ったのはスノフォだった。スノフォは緊張気味のヒドウより真面目な顔をして、ソルミュウの祖母に期待していた。
時の鍵について教えてもらおうとしていた。
おじゃましますという声と、ただいまという声がソルミュウの家に広がる。
ソルミュウの祖母らしき人が現れた。
髪はほとんどが灰色で、白髪が少し混じっている。目は黒い。
「ソルミュウの友達?」と優しそうな声をかけられたヒドウとスノフォは、口を開きかけた。
ソルミュウが微笑して「知り合いだよ」と答え、それを聞いたソルミュウの祖母はヒドウとスノフォに「いらっしゃい」と声をかけた。
ソルミュウとソルミュウの祖母が微笑した顔は似ていた。
「いいな、お婆ちゃん………」
ヒドウが呟いた。スノフォが「え?」と聞きかけた時、ソルミュウがお婆ちゃんに争い人の事を話していた。
ソルミュウが全て話し終えると、ソルミュウの祖母はヒドウを見て聞く。
「えっと……まず、貴方が持っているそのロッドはズー……ス?」
「はい」
ヒドウは人見知りでしながらも、冷静を装った。
「あなたは何故、それを持っているのかしら?」
「えっと……」
ヒドウがどういう風に説明したら良いのか分からず、
真っ白な頭の中で言葉を探しているとフォローするようにスノフォが説明し始めた。
「話し始めたら少し長くなると思うんですけど……今、ディグバが復活しようとしているんです」
それを聞いたソルミュウとソルミュウの祖母は驚いた顔を見せる。ソルミュウとソルミュウの半信半疑の声が重なった。
「……え?」
ソルミュウの祖母が聞く。
「誰がそんな事を言っていたの?」
スノフォがケッポリさんです、と答えた。
「ケッポリ、か。あの人が言ってたのね」
「知り合いなんですか?」
「そう。私とケッポリは、聖魔道士だからね」
「セイマドウシ?」
「……知らないの?」
ソルミュウとソルミュウの祖母はとても不思議そうな顔した。
ソルミュウが付け足すように言う。
「白魔道師よりワンランク上のが聖魔道師で、生まれつきの人しかなれないのね」
ソルミュウはそういや、と続けた。
「時の鍵が必要なの?」
「何故分かったんですか……?」
ヒドウがそう聞くと、ソルミュウがまた微笑した顔で返す。聖魔道士は、ほとんどのヒュリィの心を知ることが出来るからね。ま、いつも心を察知してるわけじゃないけど」
「そうなんですか」
「ヒュリィ、の心……か」
「ん、スノフォ、何か言った?」
「いや、別に。何でもない」
「あ、そう」
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